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R7年度 アンカレジ留学レポート・石井怜莉さん④『留学生活スタートです』

掲載日:2025.09.22

R7年度 アンカレジ留学レポート・石井怜莉さん④『留学生活スタートです』

千歳市と姉妹都市のアンカレジ市(米国アラスカ州)は、令和5年度より「ダイモンド高校長期交換留学プログラム The DAICHI Project」を実施しています。その第3期生として令和7年8月にアンカレジへ出発した千歳高校国際教養科2年生の石井怜莉さんが、渡航後初のレポートを送ってくれました。


 こんにちは。石井怜莉です。今回は渡航後初めてのレポートになります。

 8月11日に出発して私は羽田→シアトル→アンカレジというルートで行きました。1番の不安はシアトルでの入国審査でしたが、シアトルに到着したのが朝10時くらいで全く人が並んでおらず、すぐに審査を受けることができました。ここでいろんなことを聞かれるのかと思いきや、滞在期間を聞かれ、DS-2019という留学証明書類を見せるだけですんなり通れました。私が審査官にパスポートを見せると日本語で挨拶してくれたり、気さくな人で緊張せず話せました。あと、羽田からアンカレジ間の機内はすごく寒かったので厚手のパーカーやフリースを持ち込むのをお勧めします。

 そしてやっとアンカレジに着いた時、ホストファミリー、R6年度の留学生で今年7月にアンカレジへ帰ったばかりのレベッカ、私が編入するダイモンド高校の日本語イマージョンクラス(※下記参照)の先生方がお出迎えしてくれました。私の最初のホストファミリーは今、千歳高校に交換留学で来ているジャズミンの家族です。みんなとても優しくてすごく快適に過ごせています。着いてから1週間はひたすら寝ていました。結構時差に慣れるのが大変でした。

 学校が始まるまで3日ほどあったのですが、その間は受ける授業を決めたり、オリエンテーションがありました。学校初日になって授業を受けましたが、先生やクラスメイトが話している内容はほとんど聞き取れず、正直全く何を言っているのか分かりませんでした。早く聞き取れるように頑張ります。お昼ご飯は日本語イマージョンクラスの先生の教室で友達と一緒に食べています。先生はとても優しく、授業での悩みや解決策を親身に考えてくれます。

 ダイモンド高校では学校が始まってから2週間の間、クラス(科目)を変えることができます。私はBand(吹奏楽)クラスを最初取っていたのですが、楽器をやっていたのも小学生の頃で今はあまりできなく、練習にもついていけなかったので、スペイン語のクラスに変更しました。他の授業でもついていけない不安があったのですが、全クラスの先生がとても優しく、ゆっくり話してくれたり、理解できたかを確認してくれます。

 普段の週末はホストファミリーと外出しています。この間はムースというすごく大きな鹿など危険な動物達を見られるパークに連れて行ってもらいました。近距離でみると結構大きく、怖かったです。さらに、ホストマザーにはたくさんの家族がいるので時々一緒にご飯を食べに行くのですが、面白い人ばかりで私のことも家族同然のように接してくれます。

 もう少しで学校のホームカミングパーティーがあるのでとても楽しみです。不安や大変なこともありますが、少しずつ慣れていきたいと思います。

 

※日本語イマージョンクラス・・・イマージョンとは英語の『immerse(浸す)』を語源としており、目標とする言語の文法等を学ぶだけでなく、その言語を用いて社会科など他教科を学ぶ=その言語に浸りきって習得する、という教育メソッドです。アンカレジ学校区には、小学校併設の幼稚園から高校まで13年間一貫の日本語イマージョンプログラムがあり、ダイモンド高校にそのクラスが置かれています。

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