R6年度 アンカレジ留学レポート・川島大知さん⑥『アンカレジの日々の暮らしと学校のこと』
掲載日:2025.04.07

千歳市と姉妹都市のアンカレジ市(北米アラスカ州)は、令和5年度より「ダイモンド高長期交換留学プログラム The DAICHI Project」を実施しています。その第2期生として、昨年8月からアンカレジのダイモンド高校に通っている川島大知さんから、アンカレジの日々の暮らしと学校についてレポートが届きました。
皆さんこんにちは。約1か月前の数週間前の3月7日でアラスカでの生活7ヶ月目を迎えました。最近のアラスカの話題ですが、近くにある火山が数週間以内にかなり高い確率で噴火すると聞きました。アンカレジへの被害としては、火山灰が降ってくる程度なのであまり深刻ではないです。が、初めてみられるかもしれない噴火にダイモンド高の生徒も私もワクワクしています。もし写真を撮ることができたら次回かその次の報告書にて共有できたらなと考えています。
現在約8ヶ月目を迎え、アメリカでの生活に完全に慣れきった今、アラスカに来た当初のさまざまなことへの驚きを忘れてしまっている自分がいました。今回は、日本では考えられないような日常での小さなことや、アメリカならではのことをあえて今お話ししたいと思います。
まずは朝。日本での僕のイメージですが、朝ご飯は家族揃ってから食べます。一方アメリカは起床後シリアルなどを自分の食べたいタイミングで食べます。ここは何だかアメリカ人でいる方が自立した気分です。朝食を終えたあと、学校は基本的に8時45分にスタートしますから、日本に比べて少し時間に余裕があります。学校への通学手段として、僕は冬も夏も自転車で通学します。基本的にアラスカはバスなどがあまり通っていないので、8割の学生は16歳で免許を取得し、自分の車で通学します。あとはアメリカならではのスクールバスだったり、親による送迎です。
次に学校での生活について。基本的に月曜日と金曜日は6時間授業、火曜日~木曜日は5時間授業で1クラス80分×5または6クラスと長めになっています。日本と違い、アメリカでは高校までが義務教育。それが理由か人数がとても多いです。なので学校では一つのクラスに1年生から4年生※まで、全ての学年が混ざって同じ授業を受けています(※アンカレジの高校は4年制)。テストはとても少なく、ほとんどのクラスは提出物と出席した日数で単位を決めます。しかし重要なのはその課題の多さです。毎日1クラスにつき2つほどの課題がでて、課題の内容は基本的に受けるクラスによって違いますが、自分自身の意見を問われるものと教科書からの抜き出しが多いです。それぞれ量が多く、遅れると単位を取り戻すのはかなり大変です。
校則は全くないですが、当然ドラッグはいけません。
お昼にはお弁当箱でお昼ご飯を持ってくる人はとても少なく、車で出かけたり学校のカフェテリアでお昼ご飯を買って食べたりする人がほとんどです。中にはポテチなどだけの人もいます。学校が終わると、送迎の車や自身の車で帰り、日本のように友達と一緒に歩いて帰ることはあまりないので、そこは少し寂しいところです。放課後は日本と大きく変わる点はなくホストファミリーと素敵な時間を過ごします。
このような感じで今回は、今になっては当たり前に感じていたが日本とは違う面についてお話しさせていただきました。すでに飛行機のチケットをとり、時の流れの速さを強く感じています。
近いうちにアメリカの代表的な高校のイベントである、プロムが行われます。僕はそれに参加する予定なので次回のレポートで共有します!ありがとうございました。
【川島大知さんの過去レポート】


